IT系・器用貧乏ブログ

プログラマー兼デザイナー兼システムエンジニア兼サポセンをこなす器用貧乏。聞かれれば何でも答えて、頼まれればなんでもやります。

勘違いされがちな通信単位について・・・

どうも、器用貧乏です。

 

これまた、会社の営業さんに質問されて、

話が少しかみ合わなかったので・・・記事にしてみます。

 

もうすぐ、「多数同時接続・超低遅延」の5Gが来ますね。

いや~、5G(ジーですよ!

そりゃ~速いですよね。5G(ギガ)ですから・・・。

 

って、話を営業さんがしてたわけですが、5Gを5GB(ギガバイト)だと思ってる人がやっぱり居るんだなと思い知らされているわけですが・・・。

 

これ、第5世代(世代 = Generation)のGですから、気をつけましょう!

 

というか・・・

そもそも、通信速度のG(ギガ)は、GB(ギガバイト)のGじゃないですから!

 

というのが、今回の話です。

 

昨今、多く使われてる固定回線(光回線)は、1Gbpsをのものが多いかと思いますが、これを1GBpsだと思っている人が多い!

 

上記の中でも、

フレッツ光のギガタイプは最大概ね1Gbps

 なんて書いてありますが、知らない人は1GBのデータが1秒間でダウンロードできるんだ!と勘違いしがちです。

 

この、1Gbps(1ギガビットパーセカンド)とは、1秒間に通信できるのが、1ギガビットという表示です。

 

ファイルのサイズを表すのによく使われいる1GBは、1ギガバイトです。

 

そう、単位が違うんです。

一般的に、小文字のbで表記されるのはビットで、大文字のBで表記されるのは、バイトなのです。

 

8ビット = 1バイト

です。

 

つまりは、ファイルサイズでよく使われる単位「バイト」に合わせると、

1Gb = 1Gb ÷ 8bit = 0.125GB となります。

 

小数点が入ると、わかりづらいので、MB(メガバイト)にしてみると、

 1Gb=125MBです。

 

そうです。

1Gbpsは、1秒間に125MBのファイルが受信できるくらいの、

通信速度ということになります。

案外遅い!と思った人も多いのでは無いでしょうか・・・。

 

そして、これは、固定回線(光回線)の話ですから

5Gは、移動体通信の第5世代の通信規格ですから4G(LTE)と比較しないと意味ないですね。

 

4G(第4世代)通信規格の通信速度は

受信最大 150Mbps です。

つまり、一秒間に15.625MB程度の通信ができることになります。

当然ながら、さらに遅い!!

 

これは、動画なんか見てたら、途中で読み込みが発生するわけです・・・。

 

 

では、最後に5G(第5世代)になった場合の

通信速度はどうなるのでしょうか。

 

規格上は、20Gbpsになるそうです。

インターネット(光)の20倍です!

移動体通信なのに、固定回線より速い!!!

 

バイトでいうと、2,500MBps = 2.5GB/sです。

 

ベストエフォートで提供されますので、2.5GB/sが、丸々出るとは思いませんが、半分くらいの1.25GB/sくらいは、速度出るじゃないでしょうか・・・。

 

1GBのファイルは、文字通り秒でダウンロードできるようになりそうですね!

 

まとめ

  通信規格 1秒で通信できる
ファイルサイズ
光回線 1Gbps 125MB/s
第4世代(4G) 150Mbps 18.75MB/s
第5世代(5G) 20Gbps 2.5GB/s
  • 5Gの「G」は、Generation(世代)の、「G」
  • 通信で使われてるGbpsは、バイトじゃなくて、ビット
  • バイトに変換したいときは、割る8をするといい!
  • 第5世代(5G)の通信速度は、「20Gbps」つまり、2.5GB/sくらい!

ということでした。

 

つまりは、5Gは「超速い」です

 

では、また。